LogarithmicFit コマンドは、 形式の対数関数を最小二乗法によりフィッティングします。各点が (, ) の数値のペアである k 個のデータ点を与えると、LogarithmicFit コマンドは、k 個の残差の二乗和が最小となる a および b を求めます。i 番目の残差は i 番目のデータ点の値  です。

最初の使い方で、1 番目のパラメータ X は独立変数 x のk 個の値を含むベクトルで、2 番目のパラメータ Y は従属変数 y の k 個の値を含むベクトルです。Y のエントリは正の数でなければなりません。2 番目の使い方で、1 番目のパラメータ XY は 2 列を持つ行列で、1 列目が X に対応し、2 列目が Y に対応します。X, Y, および XY についてリストまたは配列を使用することができます。詳細は、Input Forms を参照してください。

オプションパラメータ v が与えられる場合は、LogarithmicFit コマンドは、v の対数関数と a および b の計算値を返します。そうでない場合は、a および b の値を含むベクトルが返されます。

LogarithmicFit コマンドは、Statistics[LinearFit] コマンドを呼び出して与えられたデータをモデルにフィッティングします。LinearFit コマンドで使用される weights=W などのその他のオプション (W は重みのベクトル) は、LogarithmicFit で使用できます。基本的な線形回帰ソルバーに関する詳細は、LinearFit を参照してください。

XY パラメータは Maple 15 で導入されました。

with(Statistics):

X := Vector([10, 30, 60, 100, 200, 352], datatype=float):

Y := Vector([18.4, 26.1, 31.0, 34.5, 39.4, 43.3], datatype=float):

LogarithmicFit(X, Y, v);

W := Vector([1, 2, 1, 1, 1, 3], datatype=float):

LogarithmicFit(X, Y, weights=W);