ToolBarButton ツールバー要素は、maplet 内でツールバーボタンを定義します。

ToolBarButton 要素の特徴は、オプションを用いて修正が可能です。Maplets パッケージでのオプション指定を簡単にするために、等式を用いることなしにあるオプションと内容を設定することが可能です。次の表では、(左側の列に) 要素、記号、および型、そして (右側の列に) 型がデフォルトで割り当てられると入力を行う、対応するオプションまたは内容を一覧表示します。

ToolBarButton 要素は、Action あるいは、onclick オプションを指定するコマンド要素、image オプションを指定する Image 要素を含むことが可能です。

ToolBarButton 要素は、ToolBar 要素の中に含めることが可能です。

ToolBarButton の内容には、任意の数の ToolBarButton または ToolBarButtonItem の記述、あるいは一般的に、ToolBarButtonInterface を拡張する任意の要素が該当します。

次の表に、ToolBarButton 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。

I 列の x は、(要素の定義を行う) 呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。

R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。

G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。

S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1 つまたは複数の以下の等式を含みます。

caption = string または symbol 

ツールバーボタンの上に現れる表題。デフォルトでは、文字列 OK となります。

enabled = true または false 

ツールバーボタンがクリック可能かどうかの指定。enabled が false に設定されると、ツールバーボタンは霞んだ表示となり、そのツールバーボタンに関連する動作に進むことはできません。デフォルトの値は、true です。

image = Image 要素または Image 要素の参照 (name または string )

ツールバーボタン上の画像。

onclick = Action あるいはコマンド要素, または Action 要素の参照(name または string )

ツールバーボタンがクリックされた際に起こる動作。

reference = name または string 

ToolBarButton 要素についての参照を表します。

この参照、例えば ToolBarButton[refID] およびコマンド列内の reference が、両方ともインデックスで指定されている場合、インデックスによる参照が優先されます。

with(Maplets[Elements]):
maplet := Maplet(
   Window('title' = "Integration w.r.t. x", 'toolbar' = ToolBar(
      ToolBarButton("Exit", Shutdown()),
      ToolBarSeparator(),
      ToolBarButton("Do It", 'onclick'=Evaluate('TF1' = 'int(TF1, x)'))
   ),
   [
      TextField['TF1'](),
      Button("OK", Shutdown("OK"))
   ])
):
Maplets[Display](maplet);