Maplets[Examples][LinearAlgebra] パッケージは、LinearAlgebra パッケージ内にある関数に関する、グラフィカルインタフェースを提供します。

注意: with(Maplets[Examples][LinearAlgebra]) と入力した後で Maplets LinearAlgebra ではないルーチンを実行するためには、restart と入力するか、もしくは :- を使用して下さい。例:  :-LinearAlgebra:-QRDecomposition(<<1|3>,<2|5>>)

Maplets[Examples][LinearAlgebra] パッケージ内の各関数は、コマンドの呼び出し手順において、関数名の長い形と短い形のいずれを用いてもアクセスが可能です。

Maplets[Examples][LinearAlgebra] パッケージ内にある各関数は、コマンドの呼び出し手順において、常に 関数名の長い形によるアクセスが可能です。

例えば、行列 M のノルムを得るためには、以下の長い形の呼び出し手順を使用します。

     Maplets[Examples][LinearAlgebra][MatrixNorm](M)

関数名の長い形は、その関数の短い形が with(Maplets[Examples][LinearAlgebra], function) で事前に定義されていない場合や、パッケージ関数の全ての短い形が with(Maplets[Examples][LinearAlgebra]) で事前に定義されていない場合に必要となります。さらに、現在の Maple セッション内の他のオブジェクトで、Maplets[Examples][LinearAlgebra] パッケージ内の関数と同じ名前が使用されている場合、Maplets[Examples][LinearAlgebra]['function'](arguments) というような未評価にする引用符を用いることで、Maplets[Examples][LinearAlgebra] 関数にアクセスすることが可能となります。

Maplets[Examples][LinearAlgebra] パッケージの実行の基礎となるのはモジュールであるため、パッケージから関数にアクセスする際には、Maplets:-Examples:-LinearAlgebra:-function の形を用いることも可能です。記号 :- はその右辺を評価しないため、この形では未評価にする引用符を使用する必要がありません。ユーザが作成するプログラム内から Maplets[Examples][LinearAlgebra] ルーチンにアクセスする際には、この記号の使用を推奨します。これでユーザがプログラム文全体で予想したとおりの実行が得られるでしょう。

特定の Maplets[Examples][LinearAlgebra] 関数の短い形は、with(Maplets[Examples][LinearAlgebra], function) が入力された後に、現在の Maple のセッション中で使用が可能になります。現在の Maple のセッション中で、全ての Maplets[Examples][LinearAlgebra] 関数の短い形を使用するためには、with(Maplets[Examples][LinearAlgebra]) コマンドを最初に入力して下さい。

例えば、行列 M のノルムを得るためには、以下の短い形の呼び出し手順を使用します( with(Maplets[Examples][LinearAlgebra]) が既に入力されているものと仮定します)。

     MatrixNorm(M)    

以下に利用できる関数の一覧を示します。

          ?Maplets[Examples][function]

          ?Maplets,Examples,function

          ?function (この場合、function は Maple で固有の名前でなくてはなりません。)

with(Maplets[Examples][LinearAlgebra]):
M := <<1,2,3>|<4,5,3>|<5,3,1>>;
MatrixNorm(M); # The user selects the 1 norm

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