ScientificConstants[Constant] - 物理定数オブジェクトの構築
使い方
Constant( descriptor, opts, 'units' )
パラメータ
descriptor - 名前; ScientificConstants パッケージ内にある物理定数のフルネームまたは記号。物理定数の一覧については、最初に与えられている物理定数 を参照して下さい。
opts - (オプション) option=value の形の等式; ここで option は、'system' のみ; オブジェクトのためのオプション指定。
'units' - (オプション) 返されるオブジェクトが物理定数オブジェクトに単位オブジェクトを掛けたものであることの指定。
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説明
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Constant( descriptor ) コマンドは、物理定数オブジェクトを構築します。このオブジェクトは、例えば、物理定数の値( GetValue 参照)や、その値の不確定性( GetError 参照)を得るために使用できます。
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何もオプションが指定されない場合には、オブジェクトは単位系を持たないものとして返されます。このオブジェクトが評価や問い合わせの対象になると、現在使用している単位系におけるその物理定数の値が返されます。詳細な情報については、Units[UsingSystem] を参照して下さい。
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'units' オプションが指定され、かつ 'system' の等式が指定されていない場合には、現在の単位系から単位が選択されます。
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単位を持つオブジェクトの値を得るためには、 evalf 関数を使用します。
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opts 引数は、オブジェクトのオプションを設定する、1つまたは複数の以下の等式を含みます。
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このオプションは、対象となるオブジェクトに関連する単位系を制御します。指定された系が Units パッケージで受け付けられる単位系である場合には、返される物理定数オブジェクトは、添え字付きの表記で指定された単位系を持ちます。受け付けられる単位系の一覧については、単位系 を参照して下さい。このオブジェクトが評価や問い合わせの対象になると、指示された単位系におけるその物理定数の値が返されます。
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例
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with(ScientificConstants):
Constant( g );
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| (2.1) |
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GetValue( % ); GetUnit( %% );
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| (2.2) |
| (2.3) |
| (2.4) |
系が指定される場合、定数の値が表示および返されるにその系が使用されます。
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Constant( g, system=FPS );
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| (2.5) |
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GetValue( % ); GetUnit( %% );
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| (2.6) |
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Constant( g, system=FPS, units );
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| (2.7) |
物理定数の値に単位オブジェクトを掛け合わせた値を返すためには、evalf 関数を使用しなくてはなりません。
| (2.8) |
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参照
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同上演算子(%), 最初に与えられている物理定数, 物理定数の概要, ScientificConstants パッケージの紹介, ScientificConstants[GetConstants], ScientificConstants[GetValue], ScientificConstants[GetError], ScientificConstants[GetUnit], 単位系, Units[Unit], Units[UsingSystem]
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