table - テーブルの作成
使い方
table( F, L )
パラメータ
F - (オプション) 添字関数
L - (オプション) テーブルの初期成分のリストまたは集合
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説明
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テーブルは table 関数を明示的に呼び出すかまたは添字付けられた名前に割り当てを行うことにより非明示的に作ることができます。添字が整数でなければいけない配列と異なり、テーブルの添字 (またはキー) は任意の値をとることができます。
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table 関数は L で指定される初期値を持つテーブルを作ります。L が等式のリストまたは集合ならば、左辺はテーブルの添字 (キー)、右辺は成分 (値) として受け取られます。そうでないと、L は添字 1, 2, ... を持つ成分のリストとして受け取られます。後者の場合に初期値の集合を用いるのは曖昧です。集合の要素に順序はないので、成分を与えた順序に結果の要素の順序が対応しないかもしれないからです。L が指定されないと、空のテーブルが作られます。
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リスト初期化指定子 (例えば table([a=A, b=B, c=C]) ) と入力され作成されたテーブルは、テーブル・エントリーの割り当てが左から右まで行われます。すなわち、リストの第 1 の要素は、テーブルに最初に挿入され、第 2 は次に挿入されます。
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添字テーブル記を使ってテーブルの要素を追加することができます。たとえば、T := table([4]) は T := table() and T[1] := 4、あるいは T[1] := 4 (T が割り当てられていないとき,非明示的作成) と同値です。テーブルの成分にそれ自身の名前を割り当てることにより、成分を取り除くことができます。たとえば、 T[1] := 'T[1]' は成分 4 を T から取り除きます。
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添字関数 F としてどのように添字付けを行うかを指定する手続きまたは名前を与えることができます。存在しなければ、通常の添字付けが適用されます。組み込みの添字関数は symmetric, antisymmetric, sparse, diagonal, identity です。これらの添字関数に関する情報は、 indexfcn を参照して下さい。
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テーブルは(手続きのように)特別の評価規則を持ちます。名前 T がテーブルに割り当てられていると、T は T に評価されます。呼び出し op(T) は実際のテーブル構造を与えます。そして op(op(T)) はテーブルの成分、つまり (もしあれば) 添字関数とテーブルの値に対する等式のリストを与えます。
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indices 関数はテーブルの添字の式列を得るために用いることができ、同様に entry 関数はテーブルの成分を返します。
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例
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| (2.1) |
| (2.2) |
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S := table([(2)=45,(4)=61]);
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| (2.3) |
| (2.4) |
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T := table(symmetric,[(c,b)=x]);
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| (2.5) |
| (2.6) |
| (2.7) |
| (2.8) |
| (2.9) |
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F := table([sin=cos,cos=-sin]):
op(op(F));
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| (2.10) |
| (2.11) |
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参照
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antisymmetric, array, copy, diagonal, entries, evaln, identity, indexed, indexfcn, op, selection, sparse, symmetric, type[table]
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