DynamicSystems のコンテキストメニューの使用
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説明
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DynamicSystems のコンテキストメニューには、System Creation (系の作成)、Conversion (変換)、Manipulation (計算処理)、Plotting (プロット) という次の 4 種類のサブメニューがあります。これらのサブメニューにあるコマンドを使用して、DynamicSystem で系オブジェクトを作成し、さまざまな DynamicSystems の式や行列の間で変換を行ったり系の力学を解析したりします。さらに、多様な入力特性に応じて周波数、力積、系の応答に関するプロットを得ることができます。
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コンテキストメニューへのアクセス
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コンテキストメニューには、連続的または離散的な Differential Equations (微分方程式)、State Space Matrices (状態空間行列)、連続的または離散的な Transfer Functions (伝達関数)、および Zero-Pole Gain Matrices (極零利得行列) といった 4 種類の入力の定義後にアクセスできます。コンテキストメニューにアクセスするには、入力は以下の方法で定義する必要があります。
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Differential Equation: 式のリスト
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State Space Matrices: 4 つの行列で構成される列
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Transfer Functions: 有理多項式または有理多項式の行列
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Zero-Pole-Gain Matrices: 3 つの行列で構成される列
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System Creation (系の作成)
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サブメニュー System Creation は、さまざまな DynamicSystems の表示形式から DynamicSystems の系オブジェクトを作成できます。この系オブジェクトは、一度作成すると DynamicSystems パッケージ内の任意のコマンドで使用することができます。
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Conversions (変換) サブメニュー
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サブメニュー Conversions を使用すると、前述した 4 種類の DynamicSystems の表示形式である、Differential Equation、State Space Matrices、Transfer Function、Zero-Pole-Gain Matrices の間で変換できるようになります。
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Manipulations (計算処理) サブメニュー
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サブメニュー Manipulations を使用すると、すべての DynamicSystems の表示形式で多数の解析処理ができるようになります。
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コンテキストメニューで利用できる解析処理には以下の種類があります。
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Characteristic Polynomial (特性多項式)
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Controllability Matrix (制御性行列)
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Controllable (制御可能性)
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Grammians (グラミアン)
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Gain Margin (利得マージン)
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Phase Margin (位相マージン)
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Observability Matrix (可観測性行列)
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Observable (可観測性)
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注意: Grammians の計算処理は連続系でのみ実行可能です。
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Plots (プロット) サブメニュー
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サブメニュー Plots は、さまざまなプロットコマンドを使用して基本のシステム力学について調査することができます。
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コンテキストメニューで利用できるプロット処理は以下の種類があります。
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Bode Plot (ボードプロット)
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Impulse Response Plot (インパルス応答プロット)
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Magnitude Plot (マグニチュードプロット)
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Phase Plot (位相プロット)
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Response Plot (応答プロット)
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Root Contour Plot (根等高線プロット)
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Root Locus Plot (根軌跡プロット)
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Zero Pole Plot (極零プロット)
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応答プロットには、関連付けられている各種の入力があります。
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Chirp (チャープ)
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Ramp (ランプ)
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Sinc (シンク)
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Sine (正弦)
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Square (平方)
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Step (段差)
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Triangle (三角形)
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例
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1. まず初めに、DynamicSystems のパッケージをロードしてください。
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変換の例
2. 次の数式を入力してください。 .
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| (3.1) |
3. 上記の式を右クリック (Macintosh では Control キーを押しながらクリック) してください。表示されるコンテキストメニューから、動的システム>変換>微分方程式 の順にクリックすると、以下の結果が得られます。
プロットの例
4. 次の数式を入力してください。 .
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| (3.2) |
5. 上記の式を右クリックしてください。表示されるコンテキストメニューから、動的システム>プロット>位相プロットの順にクリックすると、以下のプロットが得られます。
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