CellPlot(,) コマンドは解モジュール  で与えられるセル分解の  番目のセルをプロットします。  がリストの場合は  に含まれているインデックスを持つすべてのセルがプロットされます。 が完全に省略されている場合はすべてのオープンセルがプロットされます。

現在、このコマンドはパラメータ数がちょうど  の場合にのみ利用できます。それ以外の場合は該当するエラーメッセージが返されます。

複数のセルがプロットされる場合、隣接する 2 つのセルには異なる色が使用されます。これらの色はオプション color=c を使用して制御できます。c は 1 つの色または色のリストを表します。指定されている色の数が 4 つ未満の場合は、デフォルトの色を使用してリストが補完されます (plot/color 参照)。

CellPlot には下記オプションの指定が認められています。

samplepoints=b；b は true または false のいずれかで、各セルのサンプル点をプロットするかどうかを制御します (デフォルトは false)。

pointcolor=p；p は色の指定 (plot/color 参照) で、サンプル点のプロットに使用する色を制御します (デフォルトは black)。オプション symbol および symbolsize (plot/options 参照) はサンプル点の形状を制御します。

thickness=t；t は正整数 (デフォルトは ) で、各セルの境界線の太さを制御します。

cellcolor=c；c は 1 つの色または色のリストで、プロットされる各セルの色を制御します。リストに指定されている色の数が表示するセルの数より少ない場合は、リストに指定されている色が繰り返し使用されます。

残りのオプションは plot で説明されているものと同じです。詳細については、plot/options を参照してください。

解モジュール m が CellDecomposition にオプション output=cad を指定して計算されたものである場合、そのプロットは正確なセルに基づいていますが、それ以外の場合は、セルは数値アルゴリズムを使用してレンダリングされています。

このコマンドは RootFinding[Parametric] パッケージの一部であるため、CellPlot(..) 形式での利用はその前に with(RootFinding[Parametric]).  コマンドが実行されている場合に限ります。ただしコマンドをロングフォーム RootFinding[Parametric][CellPlot](..) で指定すると、いつでも利用可能です。

with(RootFinding[Parametric]):

m:=CellDecomposition([x^3+a*x^2+b*x+a=0],[x],[a,b]):

CellPlot(m);

CellDescription(m,2);

CellPlot(m,2,color=yellow);

CellPlot(m,[1,2,3,4],samplepoints=true,pointcolor=magenta,view=[-2..2,-2..2]);

m:=CellDecomposition([x^3+a*x^2+b*x+a=0],[x],[b,a]):

CellPlot(m);

CellPlot(m,[2,3],cellcolor=[blue,red]);

with(RootFinding):

EnclosingBox(m):

CellPlot(m,samplepoints);