Uncompress(S) コマンドは、与えられた文字列、バイトリスト、または配列 integer[1]を取得して、元の圧縮前の形式に解凍します。

デフォルトでは、返される値は datatype=integer[1] を伴う配列(Array) です。integer[1] は符号付き整数形式であるため、配列内の値は -128～127 の範囲内の値となります。  

output=list が指定されると、返される値は 0～256 の範囲内の整数のリストとなります。  

output=string が指定されると、返される値は文字の文字列となります。このオプションは、元の圧縮前の形式が文字列であった場合にのみ使用すべきです。バイナリデータをこの形式に変換する作業は、データに NULL バイトが含まれていると打ち切られます。

配列出力形式とリスト出力形式は共に、readbytes および writebytes と併せて使用するのに適しています。

オプションの値 n は、最初の n バイトのみの圧縮を解凍すべきであることを示します。n が指定されない場合または n <= 0 の場合、あるいは、n が実際のバイト数を超える場合、S の全体の圧縮が解凍されます。

圧縮解除アルゴリズムは、Jean-loup Gailly と Mark Adler が記した  zlib ライブラリから取ったものです。http://zlib.net を参照してください。

with(StringTools):

r := Compress("hello world");

Uncompress(r,'output'='string');