return - 手続きから明示的に戻る
RETURN - 手続きから明示的に戻る (旧式)
使い方
return expr1, expr2, ...
RETURN( expr1, expr2, ... )
パラメータ
expr1, expr2, ... - 式列 (なくてもよい)
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説明
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通常手続きから戻るのは、その手続き本体の中に書かれている最後の命令文が実行されたときです。その場合には、その手続き呼び出しの値はその最後に実行された命令文の値です。
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return 文が実行されると、現在実行されている手続きが呼び出されたところに直ちに戻ります。
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return 文を使って戻った場合は、その手続き呼び出しの値はその return 文の中で指定した式列になります。
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return 文は手続き定義とモジュール定義の中だけで利用できます。
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return 文がモジュール定義本体の中に現れると、それを評価しているモジュールの実装中にモジュール定義の実行が中止されます。
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特別な場合として、「失敗」という戻り方があります。その場合には、計算結果として未評価の関数呼び出しを返す必要があります。これを実現するためには、return 'procname(args)' という構文を使います。ここで、procname と args はそれぞれ現在の手続きの名前とその手続きを呼び出したときに渡された実引数の並びが割り当てられた特別な名前です。
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FAIL という特別な名前は通常 Maple ライブラリ手続きによって計算に失敗した、もしくは中断されたことを意味する戻り値として使用されています。
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return 文は RETURN 関数の後を継ぐものです。旧バージョンとの互換性を考慮して、RETURN 関数は今でも存在していますが、あまり利用しない方がよいでしょう。
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