正の整数 n について 1から n の整数の組み合わせ (サブセット) s において、コマンド rankcomb( 's', 'n' ) は s の辞書式順序のランクを計算します。つまり、s が k 個の要素を含み、{1,2,...,n} の k 個のサブセットが辞書式にリストされている場合、この順番のリストで与えられたサブセットの位置を出力します。

ランク r (ここで r は最大で binomial(n,k)) の場合、コマンド unrankcomb( 'r', 'n', 'k' ) は {1,2,...,n} の k 個のサブセットの辞書式順序のリストで r 番目の位置で発生する {1,2,...,n} のk 個のサブセットを計算します。

コマンド rank および unrank は互いに反転関係にあり、rankcomb( unrankcomb( r, k, n ), n ) = r および unrankcomb( rankcomb( s, n ), nops( s ), n ) = s を満たします。

combinat[rankcomb] コマンドは Maple 16 で導入されました。

Maple 16 における変更点についての詳細は、Maple 16 の新機能 を参照してください。

Maple 16 から、combinat[rankcomb] コマンドはスレッドセーフになりました。

スレッド安全性に関する詳細は、index/threadsafe を参照してください。

with( combinat ):

rankcomb( { 2, 3, 4 }, 5 );

rankcomb( { 2, 3, 4 }, 9 );

unrankcomb( 29, 9, 3 );