既約化の前に、入力行列に対し平衡グラミアン変換を実行するのかどうかを指定します。このオプションが true で cutoff オプションが指定されている場合は変換が行われます。それ以外の場合は行われません。デフォルトは false です。平衡グラミアン変換とは、A, B, および C 行列の可制御および可観測グラミアンを平均化する相似変換を指します。詳細については、DynamicSystems[Grammians] を参照してください。
システムの平衡グラミアンに含まれる Hankel (ハンケル) 特異値を切り捨てるための値を指定します。 cutoff 値以下のハンケル特異値に付随する状態が削除対象になります。
システムが離散システムなのか連続システムなのかを指定します。true の場合、システムは離散システムで、それ以外の場合は連続システムです。デフォルトは false です。
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method = truncate または matchDC
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既約化の方法を指定します。デフォルトは matchDC です。
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removestate = posint, list(posint), または list(truefalse)
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削除する状態を指定します。デフォルトは NULL (削除対象の状態なし) です。
removestate = で、 が正整数の場合、 から までの状態がモデルから削除され、規約されたシステムの次数は になります。
removestate が正整数のリストの場合、それは削除対象の状態を指定するインデックスのリストを表します。
removestate が true または false のリストで、その長さが状態ベクトル の長さ () に等しい場合は、リストの各 true に対応する の状態が削除されます。
removestate と cutoff の両方のオプション値が指定されている場合は removestate が無視されます。removestate、cutoff の両方が省略されている場合、既約化は行われず、入力行列はそのまま返されます。