FileTools パッケージは操作ユーティリティの集まりで 2 つのサブモジュールが含まれています。

- Text モジュールにはテキストファイル専用コマンドが含まれています。

- Binary モジュールにはバイナリデータファイル用のコマンドが含まれています。

FileTools モジュールには、以下のいずれかの種類のファイルで使用できるコマンドも含まれています。

バイナリデータに該当しない特定の書式概念を持つテキストファイル (罫線や改行文字など)。さらに、文字を使用して表現されるテキストファイル内のデータもこれに含まれます。Maple では、内部的な表現は文字列に変換され、その後で書き込まれます。詳細については、Text モジュールのヘルプページを参照してください。

バイナリファイルのデータはバイナリ表現を用いてディスクに書き込まれます。これは、現時点でハードウェアデータ型、整数、浮動小数点のみ Binary モジュールを使用して記述可能であることを意味します。詳細については、Binary モジュールのヘルプページを参照してください。

FileTools パッケージの各コマンドは、コマンドの呼び出し列にコマンド名の 長文形 または 短縮文 を使用してアクセスすることができます。

FileTools パッケージが実装される土台となるのがモジュールであることから、パッケージのコマンドにアクセスするのに、FileTools:-コマンド の形式が使用されることもあります。詳細については、モジュールのメンバー を参照してください。

特定の FileTools コマンドのヘルプページを表示するには、パッケージのコマンドのヘルプを利用する を参照してください。